オバマ米大統領の地球温暖化対策行動計画
先月25日、オバマ米大統領が地球温暖化に取り組む新たな行動計画を発表した。
「米国は気候変動と闘う世界のリーダーであり続ける」とし、全ての火力発電所からの二酸化炭素(CO2)排出規制を柱とする地球温暖化対策実施に意気込みを見せた。
この中には、アメリカの二酸化炭素排出量の約40%を占める火力発電所に初めて排出規制を設けることや、新型の小型原子炉の開発推進、再生可能エネルギーの促進、アメリカが国際的な地球温暖化対策をリードし、中国やインドなどを巻き込んでいく方針などが盛り込まれている。
液化天然ガスの市場動向や、原子力発電を推進する動きなど、気になる点はあるが、何よりも国連での地球温暖化対策努力から一歩も二歩も退いていた米国が、今後はリーダーシップを発揮すると宣言したことは、ひとまず一歩前進したと言えるだろう。
ホワイトハウス発表記事(英語)
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