北極海の海氷減少
北極海の夏の海氷の減少が始まったのは1980年頃。
ここ10年で海氷の量は特に大きく減少し、1970年~2000年の平均で670万平方㌔あった海氷は昨年9月には341万平方㌔に縮小した。
今年はさらに約5%小さくなる見込みであると東大の研究グループが発表し、米中の観測チームからも、このまま地球温暖化が加速すると、北極海の夏季の海氷が2050年代にはほとんど消滅するであろう予測が発表された。
北極グマなど生態系に影響することはもちろんのこと、日本など中高緯度に位置する地域への気象の変化の影響が懸念されている。
例えば、北極海の海氷が減ると、シベリア高気圧が北に拡大して大陸に寒気が入り込み、日本の冬が寒くなりやすいと分析されている(国立極地研究所)。
毎日jp記事
ウェザーニュース海氷傾向発表
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